フィルタ]タブには、音質を向上または変更するフィルタが含まれています。いわゆる非破壊的な手法、つまり実際の録音には変更を加えず、いつでもキャンセル可能なフラグだけを設定するという方法が用いられます。追加のオーディオデータが作成されることはありません。この処理中に、ハードディスク上のオーディオファイルに変更が加えられることはありません。 
オーディオトラックプロパティ]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
平均化
オーディオファイルの音量を、プリセットされた値に設定します。このフィルタは、さまざまな音源から取り込んだ各ファイルの音量を一定に調整するときに役立ちます。 
チェックボックス
デクリック
アナログレコードのノイズのような、カチカチ、カリカリというノイズを除去します。 
チェックボックス
ヒスノイズ削減
オーディオファイルのヒスノイズを削減、または除去します。特定のしきい値(ヒスレベル)以下の周波数は、すべて除去されます。
チェックボックス
フェードイン
オーディオファイルの音量を、ゼロから一定の音量まで徐々に上げます。このフィルタは、ファイルを短くするときに役立ちます。
チェックボックス
フェードアウト
オーディオファイルの音量を徐々に下げて無音にします。このフィルタは、ファイルを短くするときに役立ちます。
チェックボックス
ステレオワイド効果
オーディオファイルのステレオ効果を加減します。このフィルタは、音源がステレオ録音されていない場合には機能しません。
チェックボックス
カラオケ
オーディオファイルのボーカルが聞こえなくなります。このフィルタを使用すると、左右のステレオチャンネルに均等に振り分けられた部分(ボーカル部分)が聞こえなくなります。
チェックボックス
エコー
オーディオファイルにエコー効果を加えます。
チェックボックス
イコライザ
イコライザを開き、各周波数帯でボリューム、バス、およびピッチを変更できます。
ボタン
選択したフィルタのテスト
有効にしたフィルタを適用してオーディオファイルを再生します。再生中にフィルタの設定オプションを変更して、フィルタ効果を調整することができます。
 


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